Scar
张子璇 Kosen
Scar
Kosen
発 売:2018年
価 格:¥2,000(税抜)
判 型:140mm×210mm
製 本:中綴じ 32P
Incidental scars of passing days :
「写った風景は自分の生活に残された形見のような存在である」
よく怖い夢を見ていた。例えば歯が落ちる夢。
夢が覚めた瞬間、夢に居た場所や自分の感覚など全てぼんやりになった。現実でその感覚を探そうとしてもなかなかできなかった。
記憶の中にはっきりしていないものや、悲しみなどが写真で拡大し、鋭い画面で表現することができ、もっと意識的にそのはっきりしたイメージと現実の繋がりを導いたかった。
自分の一番近い人の体や動物の生命力に興味を持っている。カメラで世界から好きな部分を選び、自分の宝物として保存することができ、形見で記憶をイメージ化したい。このシリーズでは自分のどうしても捨てられない写真を集め、自分の裏面を模索する作品である。
1993年 合肥 中国に生まれる
2015年 Shaanxi University of Science & Technologyの環境デザインコースから卒業
2017年 武蔵野美術大学 映像学科 写真コース大学院に入学
初めて写真に触れたのは大学の2年生だった。その時は建築デザインの勉強で空間の写真表現作品を作った。2015年、日本への留学をきっかけにして、家族関係を視覚化する写真作品に移行し、見えない心までレンズ延びる実験を始めた。
現在ではデジタル写真を中心にして、家族関係などの特殊な人間関係における本質的なつながりを写真で表そうと思っている。他人と付き合うことで残った記憶または一瞬感じた微妙な感覚の手がかりをメディアディーで拡大し、具体的な画面まで二度と再現したい。そのため今住んでいるところや昔住んでいた場所における撮影を行って来た。
kosen.me
CV
2017/9月−10月 ゼミ写真展「最後のギャブル」渋谷ルデコギャラリー
2018/7月 三人写真展「a reality in the second degree]東京Alt-Mediumギャラリー